参院選・鹿児島選挙区 トップが続々と鹿児島入りし演説


今月20日の投開票される参議院選挙を巡り7日にかけて3つの党のトップが鹿児島で演説しました。

自民党 石破茂 総裁
「今さえよければ良いのではない。自分たちさえよければ良いのではない。10年、20年、30年先その日本に責任を持つのが我々自民党であり、公明党である」

自民党の石破茂総裁は園田修光候補の応援のため霧島市と鹿児島市の県内3カ所で演説しました。
野党との違いについて防災や外交・安全保障政策の充実度を強調しました。

鹿児島の農業生産額が全国2位であることにも触れ農業政策についても語りました。

自民党 石破茂 総裁
「この鹿児島の素晴らしい農産物をもっと輸出していかなければならない。鹿児島の牛肉、鹿児島の豚肉、鹿児島のコメ。待ってる人は沢山いるのです。農家の方々が子どもにも孫にも農業をやらせよう。そう思ってもらえる農政を必ず実現する」

トカラ列島近海で続く地震についても言及し、防災庁の必要性を訴えました。

立憲民主党の野田佳彦代表は党が推薦する無所属の尾辻朋実候補の応援で先週、鹿児島を訪れました。
野田代表は参院選の争点である物価高対策として食料品の消費税ゼロを訴えました。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「食料品は今、一律消費税8パーセントかかっていますね。0パーセントに臨時的にすることによって、これらの問題を解決しようじゃありませんか、皆さん。我々は財源をしっかり示していますので、ばらまきではありません」

「コメ不足」をめぐる政府の備蓄米放出についてはー。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「備蓄米ですよ。いざというときの備蓄、それが足りなくなったら輸入米に頼るのですか。食料自給率が下がっちゃうのではないですか、これから。私から見れば行き当たりばったり感しかありません」

社民党の福島みずほ党首は鹿児島市で演説し、立憲民主党と共産党の間で一本化した尾辻朋実候補への投票を呼びかけました。

福島みずほ・社民党首
「一枚目の投票用紙は尾辻朋実、尾辻朋実とどうか書いてください。尾辻秀久さん、私社民党ですがものすごく仲良くやってきました。(秀久さんは)ヒューマニストの立場で頑張っていた。そして朋実さんとも一緒にやってきました」

参政党の神谷宗幣代表は12日に牧野俊一候補の応援のため鹿児島市に入る予定です。

参院選鹿児島選挙区ではこのほか、諸派・新人の山本貴平さんが立候補しています。

 
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