参院選・鹿児島選挙区の序盤情勢 無所属・尾辻氏と自民・園田氏が互角の激しい戦い
参議院選挙鹿児島選挙区の序盤の情勢についてお伝えします。
朝日新聞社は3日と4日の2日間、インターネット調査会社4社に委託して各社の登録モニターのうち鹿児島選挙区内の有権者を対象に情勢調査を行いました。
1224人から有効回答を得ましたが、調査時点で投票態度を明らかにしていない人がおよそ4割いるため、情勢は変わる可能性があります。
インターネットによる情勢調査と取材データを総合すると、改選1人区の鹿児島選挙区は、無所属・新人で立憲民主党が推薦する尾辻朋実さんと自民党・前職で公明党が推薦する園田修光さんが互角の激しい戦いとなっています。
参政党・新人の牧野俊一さんが二人を懸命に追っています。
諸派・新人の山本貴平さんは支持の広がりが見られません。
投票態度を明らかにした人でみると、尾辻さんは立憲支持層をほぼ固め、無党派層でも6割近い支持を得ています。
自民支持層からの支持は1割強となっています。
園田さんは自民支持層の およそ8割を固め、推薦を受ける公明支持層の半数以上をまとめましたが、無党派層への支持は2割弱にとどまっています。
牧野さんは参政支持層をほぼまとめ、自民支持層の1割弱と国民民主支持層も取り込んでいます。
山本さんは県内での目立った選挙活動が見られず、伸び悩んでいます。
参議院選挙は20日に投票され、即日開票されます。