今週土曜は「土用の丑の日」 日本一の生産量・鹿児島のウナギ加工場で出荷のピーク


今週土曜は「土用の丑の日」です。
ウナギの加工場では出荷のピークを迎えています。

養殖ウナギの生産量が日本一の鹿児島県。
1年でもっともウナギが消費される「土用の丑の日」に向けて工場は大忙しです。

記者
「出荷前のウナギが重なり合うように密集しながら泳いでいます」

薩摩川内市に工場を構える「薩摩川内鰻」では現在、およそ70万匹のウナギを養殖しています。
自社で育てたウナギだけでは足りず鹿児島や宮崎の養鰻場からも仕入れ、加工販売を行っています。

入荷したウナギは職人にさばかれ、ラインの上へ。
電気ヒーターとガスで焼き上げ、蒸し、さらに高温の水蒸気で外側をパリッと中はふっくら仕上げます。
タレ漬けは4回。しっかり味付けされた蒲焼きが完成です。

加工されたウナギはマイナス30℃の冷凍室で保管され、出荷されます。

記者
「加工されたウナギがトラックに積み込まれ、いよいよ消費者の元へと届きます」

全国のデパートや小売店の卸しに出荷されるほかふるさと納税を含めたギフト用も人気が高まっています。
土用の丑の日までに全国から3万セットほどの注文があり、去年より5000ほど増えているそうです。

薩摩川内鰻 販売部 中村紳之介さん
「届いてからご自宅で開けていただいて、まずは見て喜んでほしいのと家族団らんの食卓で美味しく召し上がっていただけたら。この時期も暑い時期が続いているのでうちのウナギを食べて元気に過ごしてほしい」

今年は今月19日と31日が土用の丑の日にあたります。

 
「KKBみんながカメラマン」