県議会 北薩トンネル 復旧に向け工事
壁面が崩落し、通行止めが続いている北薩トンネルについて、県議会の個人質問で工事の進捗が報告されました。
さつま町と出水市を結ぶ北薩トンネルは、壁面が崩落し、土砂や地下水の流入が確認された去年7月から1年以上、全面通行止めが続いています。
安全に復旧工事を進めるには水を止めることが重要で、県は去年12月から水を抜く工事を進めていて、被災箇所からの湧水量は減少しているということです。
一方、トンネル本体の復旧工事は来年度中の本格的な施工を目指していますが、完了の時期は未定としています。
(県土木部 木佐貫浄治 部長)
「トンネル本体の復旧工事の実施にあたっては、被災箇所周辺や水抜き導坑の湧水量を観測し、同観測値の変化にも注視しつつ、委員会での意見を聞きながら総合的に検討し、判断していく必要がある」
一方、県立高校のエアコン代をめぐる質疑もありました。
県は今年度からPTAなどが設置した教室の空調設備を県に移管し、光熱費を公費負担していて、年度当初に移管できなかった学校についても、4月1日から光熱費を全額免除すると説明しました。