(廃止)桜島−新島を結ぶ行政連絡船 民間の海上タクシー活用へ
鹿児島市の桜島と新島を結ぶ行政連絡船について、下鶴市長は市議会で今年度末で運航を廃止し、代替手段として民間の海上タクシーを活用する方針を示しました。
新島は桜島の北東約1.5キロに位置し、現在、1世帯2人が暮らしています。
桜島と新島を結ぶ行政連絡船は、週3回、1日3往復の運航ですが、海上運送法の改正で事業者の安全管理体制が強化され、必要な人材の確保が難しく、廃止が検討されていました。
【鹿児島市下鶴隆央市長】
「民間事業者により開業準備が進められてきた。海上タクシーが代替の移動手段として活用できる目途が立ったことから、(令和)7年度末をもって行政連絡船の運航を廃止する判断をした」
一方、存続を求める約1万5000人分の署名が提出されていることについてはー。
【鹿児島市下鶴隆央市長】
「(署名は)行政連絡船による新島への渡航実績年間約700人を大きく超える数であり、約75%が市外・県外からで利用者以外の多くの方が関心を寄せたものと感じている」