鹿児島県内の不登校児童・生徒は8年連続増加で過去最多 いじめ「重大事態」14件も
県内の公立小中学校と高校などで昨年度 不登校だった児童・生徒はおよそ5600人と8年連続で増加し、過去最多を更新しています。
県教育委員会が県内の公立学校を対象に行った調査によりますと、昨年度、不登校だった児童・生徒は合わせて5676人にのぼり、8年連続で増えています。
不登校の理由は「生活リズムの不調」「学校生活に対してやる気が出ない」「不安・抑うつ」などが多くなっています。
高校教育課 瀬戸口信一 生徒指導監
「コロナ禍以降の児童生徒や保護者の登校に対する意識の変化。生活リズムの不調などを抱える児童生徒に対する指導支援などに課題があった」
一方、昨年度のいじめの認知件数は前の年度より820人多い1万1486件で「重大事態」と判断されたケースが14件にのぼっています。
いじめの内容で最も多かったのが「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句など」となっています。