JR肥薩線の早期復旧を沿線自治体が鹿児島県に要望 復旧のめど立たず


2020年の九州豪雨で被災したJR肥薩線の沿線自治体で作る団体が早期復旧への協力を県に要望しました。

県を訪れたのは湧水町や熊本県人吉市などJR肥薩線沿線の16の市町村で作る協議会のメンバーです。
5年前の九州豪雨で肥薩線は熊本県の八代駅から湧水町の吉松駅まで被災し、人吉・吉松間の通称・山線は復旧のめどが立っていません。

一行は熊本・宮崎、沿線の市町村を交えた協議会を早急に設置し、検討会議や再生協議会を開いて早期復旧を図ってほしいと知事に要望しました。

肥薩線利用促進・魅力発信協議会 松岡隼人会長:人吉市長
「(鹿児島・熊本・宮崎の) 担当レベルでの議論は進んでいると聞いているがさらに踏み込んだ形で、関係者すべてで議論を重ねることが大変重要だと思っている」

8月の大雨で隼人駅までの区間が運行できなくなった吉松駅がある湧水町は、代替バスでしのいでいます。

湧水町 牧元三郎 副町長
「住民の方々にも大変苦労をお願いしているので、できるだけ早期復旧に向けた対応がなされるように最大限努力して参りたいと考えている」

協議会はJR九州鹿児島支社も訪れ、吉松・隼人間の早期復旧も要望しました。

 
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