枕崎市立病院に小児科設置へ 開設されれば平日に週3日程度 専門医が診療にあたる計画 鹿児島県
枕崎市は子どもへの医療体制を維持しようと、市立病院に小児科を設置するための予算案を提出します。
枕崎市によりますと、市立病院は、市内唯一の小児科を持つクリニックが来年2月末に閉院することを受け、来年4月からの小児科開設を目指していて、市は5日から始まる市議会12月定例会に、開設に必要な補正予算案を提出します。
対象は主に15歳未満で、市内には、約2000人がいるとされていて、小児科がなくなると市内中心部から最寄りの専門機関までは、30分ほどかかるとということです。
小児医療は「採算がとれない分野」とも言われていますが、市は「子どもとその保護者が安心して暮らせる社会を維持するために必要な取り組みと考える」としています。
小児科が開設されれば、平日に週3日程度専門医が診療にあたる計画です。