インフル流行期入った?子どもの感染者急増 鹿児島県


 年末に入ってインフルエンザの感染拡大が止まりません。県内でも注意報が出ていますが、とくに子どもの感染が急増しています。

 最新の県内のインフルエンザ報告数は、1598人で前の週の約2倍。年齢別では10歳から14歳が最も多く、次いで7歳、8歳の順に多くなっています。

 鹿児島市のゆあさこどもクリニックでも今月に入り患者が増え、月曜から4日までのインフルエンザ陽性者数は50人に上ります。

 こちらの患者は先月末にインフルエンザを発症。4日は保育園に行くための証明書をもらいに受診しました。

●湯浅由啓 院長
 「(例年は)12月後半から1月が流行期。今年はさらに上回って早いという気がする」「検査をしても陽性率が非常に高い。7割超えているので、流行期に入ったと思います」
 
 流行の早さの背景に、新たな変異株「サブクレードK」があるといいます。

「今はやっているウイルスは変異したタイプ。それが9割近く出ている。通常の免疫を少し逃れる傾向があって、流行するスピードが早いと言われている」

 また、今年の気候も流行に関わっているようです。

 「秋がなくなって急に寒くなって、また暖かくなって、寒暖差が非常に激しい。寒さの程度も急激に変わるので体調を崩しやすい」

 ただ、重症度に関しては例年のウイルスと差はなく薬は効果的、特に未就学児はワクチンも有効的だということです。

 定期的な換気、規則正しい生活、十分な休養などで対策してください。

 
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