アメリカ・ラスベガスで現地時間7日(日本時間8日)に行われる『UFC 310』で、朝倉海の挑戦を受けるフライ級王者アレッシャンドレ・パントージャが、現地時間4日にメディアインタビューに対応した。
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――試合まであと3日となりました。現在の心境は?
【パントージャ】素晴らしい気持ちだよ。日本の大スターで、とてもいいファイターの朝倉海と対戦できることにワクワクしてる、というか超ワクワクしてる!優れた選手であり難敵と試合するのはエキサイティングなことだし、そういう瞬間をすごくハッピーに感じているよ。
――試合に向けてのトレーニングキャンプは充実していましたか?
【パントージャ】最高だった!堀口恭司という素晴らしいファイターが練習に協力してくれて、それに加えてトレーニング人生で最高のメンバーが力を貸してくれた。ATTにはいい選手がたくさんいるけど、アドリアーノ・モラエスや元谷友貴たちの助けもあって、完璧なトレーニングキャンプだった。
――堀口選手やモラエス選手との練習内容はどのようなものでしたか?
【パントージャ】アドリアーノは柔術黒帯の優れたグラップラーで、フットワーク的には空手ベースの堀口が朝倉海対策だった。堀口との練習は特に精神的な駆け引きが大きかったね。朝倉海に勝つにはメンタルをしっかり整え、「彼をぶっ潰す」という意志が必要だから。
――堀口選手は朝倉選手と二度対戦していますが、具体的なアドバイスをもらいましたか?
【パントージャ】言葉でというよりも、一緒に練習を重ねていく中で伝わるものが大きかったね。堀口は「朝倉はいい選手だからリスペクトを持って臨むべきだ」と言っていた。堀口を倒した朝倉はとてもデンジャラスな相手だと感じたよ。
――朝倉選手対策として、特に意識した点は?
【パントージャ】彼は打撃のスペシャリストだから、もちろんその部分は警戒している。でも、自分の勝負の鍵はグラップリングだと思っているので、たくさん練習を重ねた。
――朝倉選手はバンタム級からフライ級に階級を下げてきました。その点についてどう思いますか?
【パントージャ】彼のリカバリがどれほどうまくいくか気にしないようにしている。バンタム級から落とすことで、むしろ体が落ちる可能性もあると思っている。それを念頭に、自分の勝利を確信しているよ。
――5ラウンド制での試合経験がない朝倉選手に対して、どのように戦いますか?
【パントージャ】自分はどんな展開にも対応できるけど、早期フィニッシュを狙うつもりだ。5ラウンドまで行けば朝倉を称えるよ。とにかく自分のペースで試合を運び、フィニッシュを決めたいと思っている。
――防衛戦に向けて、ベルトの価値やUFC王者であることの重みをどう考えていますか?
【パントージャ】UFC王者であることは、自分が世界最高のファイターであることを証明するもの。自分の人生を賭けてこのポジションを手に入れたし、今は再び防衛戦でそれを示す時だ。このベルトは自分にとって戦う理由そのものなんだ。
――家族の存在がファイターとしての強さにつながっていると語られていますが、その理由は?
【パントージャ】家族は自分の人生の全て。妻と2人の子どもたちがいて、彼らのためにもっと稼いで、もっと時間を作りたい。その思いが自分を強くしてくれるし、この試合に勝つことでそれを実現できると思っている。
――最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
【パントージャ】日本のファンの皆さん、応援ありがとう。日本のスター選手である朝倉海と対戦できることを光栄に思うし、スーパーハッピーだよ!今回勝利してベルトを防衛し、ぜひ日本のさいたまスーパーアリーナで試合をしたいと思っている。UFCを日本からU-NEXTで応援してね!
(提供:オリコン)
12月6日 8時15分配信