柄本佑主演『メモリィズ』本予告

 俳優の柄本佑が主演を務める映画『メモリィズ』(6月12日公開)の本予告と本ポスターが解禁された。本作は、大切な人を忘れないための“記憶と記録"をテーマに、家族の時間を静かに描き出すヒューマンドラマ。坂西未郁監督にとっては、本作が初の長編監督作となる。

【動画】映画『メモリィズ』本予告

 物語は、主人公・雄太(柄本)が、足を骨折した義父の世話をするため九州の田舎町を訪れるところから始まる。義父・誠(イッセー尾形)が営む写真館を手伝いながら、外国人旅行者向けツアーガイドの仕事をしながら東京で娘と生活を続けるゆき(穂志もえか)とスマートフォンで日常を共有していく。大きな事件は何も起こらないが、日々の些細な出来事と、その記録と記憶の連なりに、家族の人生という長い時間の存在が、静かに、鮮やかに浮かび上がってくる。

 解禁された予告編では、雄太と義父のぎこちない関係や、離れて暮らす妻との日常のやり取りが描かれ、スマートフォンで記録される“何気ない瞬間"の尊さが映し出される。「忘れたくないと思っても、すべての瞬間を覚えておくことはできないから、私たちは今日もシャッターを押す」というメッセージが印象的だ。

 あわせて公開されたポスターには、本作の象徴的な場面である山焼きを背景に撮影された家族写真が使用されている。実際に誠が手に握るワイヤレスシャッターで捉えられた写真であり、ふとした瞬間に記録されたキャストの佇まいにも注目だ。

 人はなぜ、日々スマートフォンで写真や映像を撮り続けるのか。思い出を残したいからなのか。たとえそこに写った瞬間を思い出せるのが、自分だけだとしても――。

 人はなぜ映画を観るのか。映し出されるのは、自分ではない誰かの、現実ではない物語。それでも多くの人が同じ作品を観ることで、ひとつの“記憶"を共有することができる。そこに流れる時間を共に体験することで、人は自分が大きな時間の一部であると感じるのかもしれない。そんな、映画の力にも触れる一作となりそうだ。



(提供:オリコン) 4月10日 9時07分配信

映画『メモリィズ』(6月12日公開)ポスタービジュアル (C)2026LittleMore

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