30日に中国・マカオで開催の『UFCファイトナイト・マカオ』で、9ヶ月ぶりにオクタゴンでの試合に復活する朝倉海。過去2戦はフライ級で戦ったが、今回はRIZIN時代と同じバンタム級に階級を上げ、6度のKO勝利を誇る元Fury FC王者のキャメロン・スモザーマンと対戦する。
【動画】朝倉海、UFC連敗からの再起に密着「不安はありました」ドキュメンタリー公開
UFCデビューとなったフライ級タイトルマッチのアレッシャンドリ・パントージャ戦、2戦目のティム・エリオット戦と連続で一本負けを喫し、自身のキャリアをかけた負けられない一戦に臨む朝倉は、試合を直前に控えて何を考えているのか。試合前の公式スケジュールで多忙のなか、リモート取材に応じ心境を明かしてくれた。
■「不安もあった」連敗を経て見つめ直した自分自身
――今回はUFC 3戦目となりますが、試合前のスケジュール感には慣れましたか?
【朝倉】そうですね、だいぶ慣れてきました。今回はマカオということで日本からも近いですし、現地入りもギリギリの日程で日本でしっかりと調整できたので、よりリラックスして臨めるかなと思っています
――初めてのマカオとのことですが、現地の気候はいかがですか?
【朝倉】けっこう暑いですね。湿気が多くてジメジメしていて、日本の梅雨に近い感じです。日本より暑いので汗が出やすい感覚がありますが、試合に向けたコンディション調整は順調に進んでいます。
――今回は「Road to UFC」も同時開催されるため、会場に日本人選手も多いでしょうか?
【朝倉】ホテルにも日本人がたくさんいて、海外で試合をするっていうより、日本で試合をするのとあまり変わらない感覚でいられますね。今まで参戦した大会では、日本人ファイターは自分一人だったので。
――日本ではU-NEXTのドキュメンタリーが公開され、海選手が今まで話してこなかった不安や焦りなどの本音が語られていました。
【朝倉】めちゃくちゃ大きいものではないですけど、多少はそういう不安みたいな気持ちはありました。自信を持って臨んだUFCでの2試合ともに結果が伴わなくて、自分がやってることが正しいのか自問自答することもありましたね。
――ファイターとして、戦うための練習に対してネガティブになったり、メンタルが落ち込むことはありませんでしたか?
【朝倉】それはないです。根本的に格闘技が好きなので。ただ、自分の技術に対して不安を感じる瞬間はありました。そこは、新しくヘッドコーチに就いてくれた金原(正徳)さんや、柔術コーチの竹浦(正起)さんのアドバイスを聞きながら、練習で一つひとつ不安を埋めて自信に変えていきました。
■逆境で実感したファンとチームの存在 オクタゴンでRIZIN王者の強さを証明する
――UFC2連敗という逆境の中でも応援し続けてくれるファンの存在は、大きな励みになったのでは?
【朝倉】そうですね。格闘技に限らず、人生でいい時はみんな応援してくれると思うんです。でも、本当に自分が大変な時や辛い時に寄り添って応援してくれる人たちを大事にしたいって、改めて思いました。そんな人たちのために、絶対に勝つところを見せたいという気持ちが強いです。過去2戦に負けたことで離れてしまったファンもいるかもしれませんが、また自分に振り向かせたいし、それをやる自信もあります。
――ジムのチームメイトはマカオまで応援に来てくれるのでしょうか?
【朝倉】みんな来てくれると思いますし、アニキ(朝倉未来)も来てくれると言ってました。
――今月10日には、海選手が以前に挑戦したフライ級のベルトに平良達郎選手が挑んだタイトルマッチが行われました。どのように見られましたか?
【朝倉】すごい試合でしたね。僕は平良選手が勝つと思っていたし、試合でも「侍魂」を見せてもらいましたが、ヴァンの技術の高さに驚かされました。すごく刺激になりましたが、今は他の選手がどうこうではなく、自分が勝つことだけに集中しています。
――6月には堀口恭司vs.マネル・ケイプの試合もあり、日本のファンにとって注目試合が続きますが、オクタゴンの中で勝ち名乗りを受ける海選手の姿を見たいファンもたくさんいます。
【朝倉】RIZINのチャンピオンとしてUFCに来たので、僕が勝たないとRIZINのみんなにも申し訳ないですし、今までもこういう逆境を乗り越えてきたので、今回も必ず乗り越えてみせます。過去最強の朝倉海をお見せしますので、任せてください。
(提供:オリコン)
5月27日 9時45分配信