俳優の金城武が7年ぶりに主演を務めた映画『風林火山』が、12月11日より日本で公開されることが決定した。撮影開始から9年を経て日本上陸を果たす。あわせて、日本版ビジュアルと海外版予告編が解禁された。
【動画】映画『風林火山』海外版予告
本作は、雪に覆われたディストピアのような香港を舞台に、巨大麻薬組織と警察の特殊部隊、殺し屋らの激しい抗争を描くクライムアクション。構想に10年を費やし、撮影は142日間に及んだ。2025年には「第78回カンヌ国際映画祭」のミッドナイト・スクリーニング部門でワールドプレミアされた。
ネオンが輝く銀世界の香港で、武装集団による大規模な銃撃とビル爆破事件が発生。その犠牲者の中には、さまざまな産業にまたがる帝国を築いた実業家、李珀山(レイ・パクサン)がいた。
しかし、李珀山の正体は、巨大麻薬組織を裏で支配する黒幕だった。対立する勢力が覇権を争う中、息子の李霧童(レイ・モウトン)は、一族が受け継いできた犯罪の歴史に終止符を打つため、抗争の渦中へ身を投じる。
その前には、逃亡中の兄や、亡き家長に忠誠を誓う側近たちが立ちはだかる。後継者としての運命を背負った李霧童が一族を導く先に待つのは、希望か、それとも破滅か――。
金城が演じるのは、心の奥底に野望を秘めた李霧童。ウォン・カーウァイ監督作品のリバイバル上映を機に、日本でも再び注目を集める中、久々の主演作で謎めいた主人公を演じる。
共演には、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のルイス・クー、『愛人/ラマン』などのレオン・カーフェイ、香港電影金像奨の主演男優賞で最多ノミネート記録を持つラウ・チンワンら、香港映画界を代表する俳優が集結した。カオ・ユアンユアンが、金城と夫婦役を演じる。
監督は、歌手や俳優として活動した後、清水崇監督のプロデュース作『キョンシー』で長編監督デビューしたジュノ・マック。音楽は坂本龍一とネイト・コネリーが手がけ、坂本は本作で「第44回香港電影金像奨」最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞している。
解禁された日本版ビジュアルには、雪が降る香港の街並みを背景に、金城演じる李霧童を中心とした登場人物たちを配置。色彩を抑えたデザインの中で、火花の赤が鮮烈な印象を残す。
海外版予告編では、一族の跡取りとなった李霧童、麻薬組織を追う警察、闇に染まった麻薬取締官、指令を受けた殺し屋たちによる四つどもえの戦いが展開。勢力争いと裏切り、家族の因縁が交錯する物語の一端が、退廃的な映像と激しいアクションとともに映し出される。
また、ムビチケ前売券が9月18日より発売される。カード券とオンライン券には海外版ビジュアルを使用。カード券には、金城とカオの姿を表裏にデザインした「銀世界マジッククリアファイル」が数量限定で付属する(オンライン券は特典なし)。
クリアファイルは、内部に白い紙を入れると、香港の街に雪が降ったように見える仕様。カード券、オンライン券ともに一般1600円。
■主要登場人物
李霧童(レイ・モウトン)/演:金城武
香港最大の麻薬組織の後継者。会長である父親が爆破事件によって謎の死を遂げた後、一族の後継者となる。恋人の劉思欣(ラウ・シーヤン)との間には新しい命が誕生しようとしており、それをきっかけに一族が抱える不名誉な過去を一掃することを決意する。
王志達(ウォン・ジータック)/演:ラウ・チンワン
麻薬取締部の総警司。難病の娘を持つシングルファーザー。娘の治療費を稼ぐため、麻薬密売人の麻薬を横取りし、市場で売っている。
程文星(チン・マンシン)/演:ルイス・クー
殺し屋集団「清掃人」のリーダー。家族はおらず天涯孤独。李霧童に雇われ、麻薬組織と警察による複雑な争いに巻き込まれていく。
戴文傑(ダイ・マンギッ)/演:レオン・カーフェイ
爆破事件の後、警察の人員不足により犯人追跡捜査の指揮を執ることになった元・警察総警司。過去の捜査がきっかけで重いトラウマを抱えている。
劉思欣(ラウ・シーヤン)/演:カオ・ユアンユアン
李霧童の恋人であり、心理療法士。ビル爆破事件の容疑者がかつて彼女の患者だったことから、警察に疑いを持たれ、捜査の対象となる。
(提供:オリコン)
9月17日 10時00分配信