鹿児島放送番組審議会

第419回 2024年5月22日

   KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授の原口泉さんを委員長に県内の有識者9人で構成され、放送番組の向上と適正化を目指して意見を交わしています。
   今回は、自社制作番組「News+おやっと!」について審議しました。主な内容は次のとおりです。

審議番組
「News+おやっと!」

  1. 夕方5時台からの拡大もあり、気象情報の回数が増えた。視聴者にとって天気情報は重要で、気象予報士の浅川さんは取り上げる情報も上手に選択されていて元気もあって良い。また5時台と6時台のニュース・話題のバランスもとれていて全般的には非常に良いと思う。
  2. 5時台、6時台で同じニュースでも6時台では、新たな内容を加えた構成になっていると思うので、全体的には安心して見ていられる内容だと思う。日によって再放送もあるが、価格など今の情報がフォローされていて丁寧に作られているという印象。
  3. 名山町のカレー店を特集で紹介していたが、昭和のレトロな雰囲気を醸し出す街角と本場のインドカレーが本当においしそうで興味をひかれた。太陽光発電施設の火災については、太陽光パネルの老朽化が進む中、原因究明をもっと急ぐよう報道からも強く打ち出すべきだと思う。
  4. 日替わりで目玉企画があるのは曜日の特色が出てとても良いと感じた。17時台が加わったことで繰り返されるニュースについて、最近は18時台に17時台になかった映像やコメントが増えて改善されてきているとは思うが、チャンネルを替えられないよう演出方法は工夫してほしい。
  5. スタジオセットが明るくおしゃれになり、番組自体も明るく感じ、女性受けするようになったのではないか。また、メインのアナウンサーの数も増えて、ペアのバリエーションも多くなり、視聴者は新鮮さを感じているのではないか。
  6. 放送時間が増えて、そのボリュームをきちんと内容を担保したうえで、いろんな地域の話題や硬軟織り交ぜてバランスよく毎日作っていくことは大変なことだなと改めて感じた。特集の母乳バンクや有機農業システムの輸出などテーマの選び方も非常に良かった。
  7. 天気コーナーは視聴者から届いた写真や季節の話題などをもっと取り入れて視聴者参加を充実しても良いと思う。視聴者に選ばれる番組であるためには、KKBらしさ、他局と違う魅力をもう少し掘り下げて、それぞれの立場でブラッシュアップして頑張ってほしい。
   このような感想や意見、要望が出されました。
   KKB鹿児島放送は、今後もこれらの声を番組制作に活かしてまいります。
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