《かごしまのニュース》
『【夏休み】高校生は朗読会の練習 8月15日の終戦記念日に向けて』
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「男として勇み征く今取りたてて思い残すことなし」
高校生たちが朗読しているのは、特攻隊員が家族に向けて最期に書いた手紙や遺書です。8月15日の終戦の日に、南さつま市の「万世特攻平和祈念館」で開かれる朗読会の練習です。
指導をするのは、朗読家の浜本麗歌さん。特攻隊員と年齢が近い、高校生が朗読することが大切だと考えています。
●朗読家・浜本麗歌さん
「自分たちと同じ世代の人たちがあのお手紙をしかも最期の言葉を残したものをお預かりしているっていう気持ちと、畏敬の念みたいなものも忘れずに自分がお預かりしているものを声に出しているっていうその気持ちを大切にしてほしいなと思います」
今年は戦後80年ということで、鹿児島市でも朗読会が開かれるため、高校生たちは浜本さんの指導を受けながら練習に励んでいました。
「ただ大君の御為に一命を捧ぐるのみであります。これがもう皆々様とお別れでしょう」
●鹿児島玉龍高校1年・畠中日和子さん
「家族とか大切な人に伝えたかった言葉っていうのを、大切に声に出していきたいなっていうふうに思って練習してます」
●鹿児島高校1年・長内めぐりさん
「このお手紙が少しでも多くの方に届いたらいいなって思います」
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