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『全国で今年初の大雨特別警報が鹿児島・霧島市に 大雨の爪痕色濃く 「家の横の堤防が崩れた」』

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鹿児島県内を襲った大雨は各地に大きな爪痕を残しています。

午前1時ごろ、鹿児島空港のカメラは横殴りに吹き付ける雨風。そして頻発する落雷をとらえていました。

鹿児島の上空には7日午後6時ごろから線状に連なる雨雲が北薩中心にかかり続け、8日午前1時7分と午前4時47分に線状降水帯が発生しました。

午前2時ごろの霧島市です。降り続く雨で道路は冠水し、茶色く濁った水が川の様に流れています。

霧島市を流れる天降川は午前0時ごろからみるみるうちに増水。午前4時前には河川敷の草地が見えなくなるほどに。

■気象庁■
「鹿児島県霧島市に大雨の特別警報を発表しました。何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く、警戒レベルは5に相当する状況です」

気象庁は午前5時に全国で今年初となる大雨特別警報を発表し、これを受けて霧島市は避難情報で最高レベルの「緊急安全確保」を市内全域に発令。その1時間後には鹿児島市も思川と本名川の流域に緊急安全確保を発令しました。

夜が明けると被害の状況が少しずつ明らかに。

霧島市福山町では、郵便局前を流れる川が氾濫して道路が陥没。川に架けられた橋も流されてしまいました。

■視聴者■
「大変な状況です。我が家の横の堤防が崩れてしまいました」

雨の被害は住宅地にも及びました。県内ではこれまでに住宅の倒壊や浸水被害が確認されていますが、まだ被害の全容は見通せていません。

県は霧島市に災害救助法を適用しましたが、今後の被害状況次第で対象を広げる考えです。





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