放送日
4/19
「安心して子育てができるまちへ」をご紹介します。
安心して子育てができるまちへ
鹿児島市は、待機児童対策として「保育士等の安定的な確保に向けた新たな取り組み」を始めました。
待機児童対策の新たな取り組み
保育士資格を持っていて、保育園や認定こども園などの社会福祉施設等に保育士として就業していない潜在保育士の現場復帰を促進する「潜在保育士雇上強化補助金」を始めます。潜在保育士を保育補助者として雇用し、段階的に保育士等としての復帰に取り組む保育所などに対し補助金を交付します。「ブランクがあることへの不安」をお持ちの潜在保育士の方に、少しずつ現場に慣れていただき、保育士・保育教諭としてスムーズに復帰していただくことをねらいとしています。
その他の新しい取り組み
これまで、保育に関する計画・記録や保護者との連絡、子どもの登降園管理などの業務のICT化に必要なシステムの導入費用に対し補助を行ってきましたが、今回はそのシステム更新や機器の追加などにかかわる費用を補助する、保育所システム更新等推進補助金を始めました。保育所等がICTを継続して利用できるようにすることで、保育士の業務負担軽減を図ることが目的です。
これまでの待機児童に関する取り組み
「利用定員の増」「保育士の確保」「保育所等の利用調整」の3つを取り組みの柱として、さまざまな事業に取り組んでいます。
例えば、保育士・保育教諭・幼稚園教諭の処遇改善のための補助を行うことで、保育士等の確保や職場定着、離職防止を図るため、常勤の保育士等に月額2万円、非常勤の保育士等に月額上限1万円を、勤務する施設等を通じて支給しています。
また、鹿児島市内の保育所等に保育士等として新たに就職した潜在・県外保育士等に1人最大20万円の奨励金の交付や、保育士等の奨学金を返済するために要した費用の補助も行っています。これからも保育人材の確保を着実に進め、保護者の皆さんがお子さんを預けやすい環境の充実に取り組んでいきます。