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9/5
「子どもを交通事故から守ろう」をご紹介します。
子どもを交通事故から守ろう
この秋、全国一斉に「秋の全国交通安全運動」が展開されます。スローガンは「秋空にルールとマナーで鹿児島路」。日が暮れるのが早くなるこの時期、子どもの通学時など、注意するポイントを安心安全課に話を聞きました。

秋の全国交通安全運動が始まりますが、どのような事に気を付けたらよいですか?
鹿児島市内における歩行中の交通事故死傷者は、夜間がおよそ4割を占めており、その中のおよそ98%が反射材を着用していません。そのため、夜間の交通事故を防ぐために反射材の活用が大事になります。反射材を着用している人は、着用していない人に比べてドライバーから2倍以上手前で発見されやすいと言われています。反射材は、ホームセンターなどで購入できます。日が暮れるのが早くなるこの時期、学校からの下校時など、反射材を積極的に活用しましょう。
街中を歩いていると、ヘルメットを着用しないで自転車に乗っている方がまだまだ多いです。
「ヘルメットの持ち運びが面倒だから」「髪型が崩れるから」などの理由で、着用率が低いようです。しかし、自転車の交通事故による死亡者のおよそ5割が頭部に致命傷を負っており、ヘルメットを着用していない人の重傷・死亡率は、着用している人に比べておよそ1.7倍高くなっています。県の条例では、保護者は中学生以下の子にヘルメットを着用させる義務があり、自転車利用者は着用の努力義務がありますので、命を守るために必ず着用しましょう。また、令和8年4月1日から自転車違反に対する「青切符制度」が導入されます。乗車中携帯電話の使用で12000円、信号無視6000円など、反則金が科せられます。ヘルメットを着用し、ルール・マナーを守って安全に自転車を利用しましょう。
シートベルトの着用について
車に乗ったとき、運転席や助手席はもちろんのこと、後部座席でもシートベルトの着用を徹底することが重要です。鹿児島県では、一般道路における後部座席のシートベルト着用率が全国的に低いというデータがあります。後部座席でシートベルトを着用していない人は、着用している人に比べて死傷率が高速道路では約16.6倍、一般道路では2.7倍と非常に高くなります。自分だけでなく、家族の命を守るためにも、車の乗車時は全員がシートベルトを着用するように徹底しましょう。