農業×福祉「ノウフクマルシェ」野菜も雑貨も 障がい者の就労支援


 障がいのある人たちが育てた野菜などを販売するイベントが、17日から鹿児島市で始まりました。

【小田アナリポート】
「会場には朝から多くの人が訪れ、買い物を楽しんでいます。秋の味覚もたっぷりです」

 今が旬のカボチャや、やわらかく40?ほどの長さが特徴の秋ナス。
農業と福祉が連携した「ノウフクマルシェ」には、県内35の障がい者就労施設が出店し、農産物やドーナツ、ジャムといった加工品、雑貨などを販売しています。

【かごしま障がい者共同受注センター 松久保和俊会長】
「農福連携が全国的にもいわれている。その成果を『ノウフクマルシェ』というかたちで秋と春に開催している」

 会場で行われていたのは、種子島産・安納芋の詰め放題。
東京から出張で鹿児島を訪れたという男性も挑戦。

【訪れた人】
「10個くらい入った。お得。(安納芋は)蜜がすごく出ておいしい。ここで安納芋が手に入るとは思わなかった」

 保冷庫でじっくり熟成させた安納芋。障がいのある人たちが協力して芋のツルや根を取り除きました。

【出店者】
「手入れして作業したのが報われる。盛り上げていきたい。おいしいものを食べたり、グッズもあったりするので楽しんでほしい」

 「ノウフクマルシェ」は18日も開かれ、ミカンの詰め放題やステージイベントなどが楽しめます。

 
「KKBみんながカメラマン」