衆院選 中盤情勢 各選挙区で優勢なのは… 鹿児島


県内4つの小選挙区の情勢についてお伝えします。

この週末、朝日新聞社はインターネット調査会社4社に委託して、各社の登録モニターのうち県内の有権者を対象に情勢調査を行いました。
各選挙区の有効目標数は1200人で、県内で合わせて4290人から有効回答を得ました。
調査時点で投票態度を明らかにしていない人がおよそ4割いるため、情勢は変わる可能性があります。

鹿児島1区は自民党・前職の宮路拓馬さんと立憲民主党・前職の川内博史さんが互角の激しい戦いを繰り広げています。
参政党・新人の昇拓真さんは支持の広がりがみられません。
投票態度を明らかにした人のうち、宮路さんは自民支持層の8割強を固め、公明支持層も大部分をまとめています。
川内さんは立憲支持層をほぼ固め、自民支持層の1割からも支持を得ています。
昇さんは伸び悩んでいて、厳しい戦いとなっています。
無党派層は5割台半ばが川内さん、3割台半ばが宮路さん、1割が昇さんに支持が分かれています。

続いて5人が立候補している鹿児島2区です。
無所属・前職の三反園訓さんがやや優勢で、自民党・前職の保岡宏武さんが懸命に追っています。
日本維新の会・新人の辻健太郎さん、共産党・新人の松崎真琴さん、参政党・新人の矢竹ゆかりさんは伸び悩んでいます。
三反園さんは無党派層の半数以上、自民支持層の4割弱、立憲支持層にも支持を広げています。
保岡さんは自民支持層の5割強、無党派層の支持も2割にとどまっています。
辻さん、松崎さん、矢竹さんは厳しい戦いです。

前職同士の一騎打ちとなっている鹿児島3区。
立憲民主党・前職の野間健さんが一歩リードし、自民党・前職の小里泰弘さんはやや苦戦しています。
野間さんは立憲支持層をほぼ固め、無党派層の7割強、自民支持層からも1割強の支持を得ています。
小里さんは自民支持層の8割をまとめていますが、無党派層の支持は2割台半ばにとどまっています。

鹿児島4区は自民党・前職の森山裕さんが安定した戦いぶりで、社民党・新人の山内光典さんを引き離しています。
森山さんは自民支持層をほぼ固め、無党派層の6割から支持を得ています。
山内さんは立憲支持層の大半を固めたものの、無党派層の支持は4割弱にとどまっています。

情勢調査の結果は22日とあさっての朝日新聞朝刊に掲載されます。
22日は世論調査の結果をお伝えします。

 
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