私立中学校寮内でのいじめ  保護者記者会見 学校側の対応を問題視 鹿児島


県内の私立中学校の寮内で男子生徒が同級生の行為で大ケガを負ったとして21日、けがをした生徒の保護者が会見を開きました。

● 被害生徒の保護者
「うちの息子は指が動かない、手が上がらない状態になっているのだから、それ相応の対応をしてくれると思っていた」

今年6月県内の私立中学校の寮で入浴していた中学1年生の男子生徒が同級生に両足を引っ張られ、浴槽の底に頭などを強く打ちつけました。

被害を受けた男子生徒は右腕に麻痺が残る大ケガを負いましたが、学校側は「いじめには当たらない危険行為」と判断し、加害側の生徒に対し半日の出席停止で処分を終えています。

被害を受けた生徒の父親は、学校の対応に問題があるとしています。

● 被害生徒の保護者
「おかしいだろと、この被害を分かっているのかなと擦り傷とかじゃないんだぞと思いました」

父親は警察に被害届を出し、県弁護士会に相談するなどしていて、学校側は、10月3日付で男子生徒の被害について第三者委員会の設置を決めたとしています。
父親は私立学校に対する県の監督体制も含め再発防止を求めています。

 
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