海上保安大学校の練習船「いつくしま」初公開 女性専用トイレや洗濯室も完備 鹿児島


 今年7月に任務についた海上保安大学校の練習船いつくしまが報道陣に公開されました。

 【北記者リポート】
「広島からやってきたこの船の長さは134m、重さは5000tです。この船で未来の海上保安官が実習を行っています」

 この大きな船の中で実習をしていたのは広島県にある海上保安大学校の1年生です。県出身5人を含む学生58人は海上保安官の幹部を目指して1カ月の航海実習中で15日鹿児島に入港しました。

 船内には、最近増えている女子学生のために専用のトイレや洗濯室が設置されていたほか、海保の船で初めてとなる実習生用と乗組員用の2段階に分かれた操縦室が完備されていて、学生らがより実践的な実習ができる環境が整えられています。

 【海上保安大学校1年・福島和花子さん】
「今朝起きて外を見た時に私が幼い頃から見ていた景色を見ることができて、将来船長として10管に配属された時も頑張りたいと思った」

 練習船いつくしまは17日、那覇港に向けて出航します。

 
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