県産農畜産物の輸出促進など盛り込んだ「かごしま食と農の県民条例」改正の骨子案 県は今年度中の改正目指す 鹿児島


 鹿児島が目指す農業の道しるべとなる「県民条例」の見直しへ。県が新たな骨子案を示しました。

 【県農政部・米盛幸一部長】
「本県の基幹産業である農業の振興を図るため今年度中の改正に向けて検討を進めてまいりたいと考えております」

 国は気候変動や国際情勢の変化を背景に農業政策の基本理念などを示した「基本法」を25年ぶりに改正しています。

 県も鹿児島の農業の方向性を記した「かごしま食と農の県民条例」の改正を目指していて、15日の有識者会議で新たな骨子案を示しました。この案にはマーケットの変化や飼料の高騰などを踏まえ、
▼県産の農畜産物や加工食品の輸出促進、
▼家畜の排せつ物の堆肥化や自給飼料の生産拡大
などが新たに盛り込まれています。

 【県農政課・後藤幹介課長】
「地域の様々な課題を吸い上げて、どう鹿児島の農業・農村が振興していくかということを県としても考えていきたいと思っています」

 県は今年度中の改正を目指しています。

 
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