市長選・補選 期日前投票始まる 鹿児島市


 任期満了に伴う、鹿児島市長選挙が17日告示され、新人と現職の一騎打ちとなりました。18日から期日前投票が始まっています。

 鹿児島市長選挙に立候補したのは、届け出順に、新人で元鹿児島市議会議員の桂田美智子さん(71)と、現職で2期目をめざす下鶴隆央さん(44)のいずれも無所属の2人です。

●無・新 桂田美智子候補
 「大きな根本の問題は、子どもたちが生き生きと育つ、そんな社会にすることではないでしょうか。そのことが少子化対策になります。まちづくりも活性化されていきます」
「女性の市長を誕生させることが、社会を変える大きな力となってまいります」

●無・現下鶴隆央候補
 「この人口減少時代を乗り越え、豊かな郷土・鹿児島市を引き継いでいくために、私は選ばれるまち鹿児島市をつくり上げるべく、皆さんとともに挑戦してまいりたい」
「まず必要なことは若い世代、子育て世代に選ばれるまちを実現することです」

 また、欠員が生じたことに伴う、鹿児島市議会議員の補欠選挙には、届け出順に立憲民主党・元職の松尾晴代さん(50)、無所属・新人の吉福浩介さん(48)、無所属・新人の脇田彰一さん(55)、無所属・元職の徳利浩司さん(61)、無所属・新人の栗牧建行さん(52)の5人が立候補しています。

 18日から期日前投票が始まり、鹿児島市役所に設けられた投票所には、午前中から続々と有権者が訪れ、意中の候補に1票を投じていました。

●有権者
 「安定した市政運営をしてほしい」
「子どもの生活が豊かになるように一生懸命頑張ってほしい」

 森・前市長が勇退を表明し、4人が立候補した前回の市長選では、投票率が4割に届かず、投票率の低迷が課題となっています。その前2016年は、投票率がわずか25%と過去最低でした。

●鹿児島市選挙管理委員会・仮屋拓也事務局長
 「これからの鹿児島市を託す方を選ぶ重要な選挙。有権者それぞれの考えや思いを、貴重な1票に託して投票してほしい」

 期日前投票は、市役所本庁と各支所などで23日まで行われます。

 また、鹿児島大学で19日、鹿児島国際大学で22日に実施されるほか、イオンモール鹿児島と勤労者交流センターでは、21日から23日まで行われます。

 
「KKBみんながカメラマン」