鹿児島港本港区エリアのまちづくりを議論 「港にふさわしい景観を」
鹿児島港本港区エリア一帯のまちづくりを考える懇談会が開かれました。
懇談会は県が策定した本港区エリアのコンセプトプランの実現に向けて、情報共有や意見交換をはかるもので、県や鹿児島市、港湾・経済団体の関係者などが参加しました。
会合は19日で3回目で、県の担当者から本港区エリアの活用アイデアを募る「サウンディング調査」の進捗について説明がありました。
(県の担当者)
「18社の民間事業者から申し込みがあり、現在、直接対話を進めている」
今月末までを目途に調査を実施し、来年2月上旬には結果を公表するとしています。
このほか、県からは住吉町15番街区の利活用についても報告があり、関係者からは「整備計画が具体性に欠ける」などの意見が上がりました。
(鹿児島市商店街連盟 有馬勝正 会長)
「サンロイヤルホテルとスポーツコンベンションでセンターはできるものだと確信をしている。2つは決定事項として作る前に、ちぐはぐな建物になるといけないので、港にふさわしい景観が生まれるような考え方で検討していただきたい」
住吉町15番街区をめぐっては、鹿児島市与次郎にある鹿児島サンロイヤルホテルが老朽化を理由に移転新築を希望しています。
(県本港区まちづくり推進室 冨宿浩嗣 室長)
「今後、新たなにぎわい機能が導入される中で、さらに駐車場などが必要になるかもしれないが、そういったことは考えていかなければならない。本港区エリアだけで解決するという形でなく、周辺地域との連携も含めて考えてなければならない」