出水市の養鶏場 高病原性鳥インフルの疑い ニワトリ約12万羽 殺処分進む 鹿児島県
出水市の養鶏場で高病原性が疑われる鳥インフルエンザが確認され、県は飼育されているニワトリおよそ12万羽の殺処分をけさから進めています。
県によりますと19日、出水市高尾野町の養鶏場で、死んだニワトリ2羽が見つかり、遺伝子検査の結果、高病原性が疑われる「H5亜型」が確認されました。
県内の養鶏場で高病原性が疑われる鳥インフルエンザが確認されたのは今シーズン初めてです。
県は午前7時から養鶏場で飼っている採卵用のニワトリおよそ12万羽の殺処分を開始し、午後3時点でおよそ1万6000羽の処分を終えたということです。
処分したニワトリの死骸や卵は養鶏場からおよそ4キロ離れた農場跡地に埋める予定です。
塩田知事は午前、滝波農林水産副大臣とウェブで会談し、今後の防疫措置について話し合いました。
【塩田知事】
「今回の一件でなんとしても封じ込めたいと考えております」
また県は、発生農場から半径3キロ以内にある農場でニワトリや卵などの移動を制限しているほか、車両の消毒ポイントも設置しています。