経営再建中「山形屋」から政治献金 自民・保岡氏 規正法違反の可能性


自民党の保岡宏武・前衆院議員が、経営再建中の老舗デパート「山形屋」から、政治資金規正法に違反する状態で政治献金を受け取っていたことが分かりました。

政治資金規正法では3期以上連続で赤字を出した企業が政治献金することを禁止しています。
山形屋は2018年2月期から連続して赤字を計上していて、2021年3月以降は政治献金ができない状態でした。
しかし、山形屋は去年12月までの間、保岡前議員が代表を務める3つの政治団体に合わせて235万円を献金していました。
保岡前議員によりますと、今年に入ってNHKからの問い合わせで法律を確認したところ、違法な状態での献金だったことが判明。
今月10日に全額を山形屋に返金したということです。
両者は山形屋の経営問題が明らかになった去年5月に献金が問題ないか協議しましたが、山形屋が「債務超過ではないから問題ない」と法の趣旨を誤って判断したということです。
保岡前議員は「有権者・県民の皆様に誤解を与えないよう再発防止を徹底します」、山形屋は「深く反省し、法令順守を徹底して参りたい」とそれぞれコメントしています。

 
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