野菜の価格高騰 今後の見通しは?消費者「安い野菜探すの大変」 鹿児島県


 価格高騰、消費者には厳しい冬となっています。食卓には欠かせない野菜の高値が続いています。鹿児島市のスーパーで現状と今後の見通しについて取材しました。

 鹿児島市のスーパーで売られていたキャベツは例年の2倍以上となる1玉410円同じ葉物野菜のレタスも冬に大活躍のハクサイもそれぞれ320円代と例年に比べて高値が続いています。

 しかし、これでも企業努力によって価格は抑えられている方で、おととい農林水産省が発表したデータでは全国平均でキャベツは例年のおよそ3・3倍レタス・ハクサイも例年の2倍近くとなっています。止まらない価格高騰には消費者も

●買い物客
「安い野菜探すのが大変。時期のものを食べたいと思うけど値段が高いから諦めているところもあります」
「昔捨てていたようなところも捨てないようにして廃棄を少なくしてる。全部使うかたち」

 高値の要因についてスーパーの青果担当者は。

●Aコープキラメキテラス店青果担当益満康生さん
「寒さの影響もあり、産地で商品の成育不良が続いて、全体的に高値が続いている。高温が続いておりましたのでその辺も影響しています」

 去年の記録的な暑さやこの冬の寒さによる霜の被害などが影響し出荷量が減ったことが価格高騰につながっていると話します。そんな中でも価格が落ち着いているのは?

●Aコープキラメキテラス店青果担当益満康生さん
「きのこ類、エノキダケやブナシメジこちらの方は価格が安定していますのでおすすめしています」

 比較的天候の影響が少ないきのこ類や少量でも野菜を購入しやすいようにとカットされた小分け野菜がおすすめだと話します。

 今後の価格の動向についてJA県経済連は現在をピークに価格はゆるやかに落ち着き天候次第では来月ごろ例年並みの価格に落ち着く見込みだとしています。

 
「KKBみんながカメラマン」