鹿児島市と大和村 保護や研究で連携 「アマミノクロウサギ」知見を共有 鹿児島


 国の特別天然記念物・アマミノクロウサギの保護や研究について、鹿児島市と大和村が連携する協定を結びました。


 締結したのは、アマミノクロウサギをはじめとする希少な野生生物について、平川動物公園との間で飼育や繁殖のノウハウを共有し、共同イベントを開くなど、連携を深める協定です。

 大和村では4月にアマミノクロウサギを飼育・展示する施設「QuruGuru(くるぐる)」がオープンします。「くるぐる」とは奄美地方の方言で「黒々とした」という意味。保護したウサギを再び自然に戻す「命の循環」の意味も込められています。

 これに合わせて、飼育や繁殖の経験がある平川動物公園の協力を得るのが主な目的です。


【大和村 伊集院幼 村長】
「飼育というのはなかなか難しいだろうと、平川動物公園に(強力を)お願いしたい」

【鹿児島市 下鶴隆央 市長】
「(アマミノクロウサギは)警戒心がなく可愛らしい。車で近づいてもそのままちょこんとしている。だからこそ、しっかり保護しないといけないなと」


 4月のオープンまでに平川動物公園からオス2頭が「Quruguru」に移されるということです。

 
「KKBみんながカメラマン」