「焼酎王国」鹿児島でウイスキー トークセッションや新プロジェクト


 焼酎王国・鹿児島でのウイスキーの楽しみ方を探るトークセッションが開かれました。

 トークセッションは鹿児島市の酒卸売業本坊商店が企画しました。県内をはじめ、九州各地で洋酒を生産している作り手を招き、国産ウイスキーについて語り合いました。

【津崎商事 久住蒸溜所 宇戸田 祥自さん】
「ある方から言われたのが『個性っていうのはにじみ出るのもので、絞り出すものじゃないよ』って」

【本坊酒造 マルス津貫蒸溜所 草野 辰朗さん】
「(鹿児島のウイスキーは)一部の方たちしか飲んでないだろうなというような状況
みんなに知ってもらうことがすごく大事だなと思っていて」

 本坊商店では自社でもオリジナルのウイスキーを生産する取り組みを始めていて、その名も「KIZUNAプロジェクト」

 第1弾は「鹿児島らしさ」を追及し、本坊酒造の「マルス津貫蒸溜所」で作られたウイスキーの原酒を黒糖焼酎で使った樽に詰めて熟成させる計画です。

【本坊酒造 マルス津貫蒸溜所 草野 辰朗さん】
「黒糖焼酎樽で熟成させることによって、津貫蒸溜所ではやったことのないようなウイスキーが間違いなくできる」

【本坊商店 石塚 功安 専務】
「(大手)メーカーと同じ商品を作っても仕方ないなという思いがありましたので、我々だからこそできる、企画できる商品をつくろうと」

 早ければ10月にも県内のバーなどで楽しめるということです。

 
「KKBみんながカメラマン」