新体育館 観客削減案 知事「再検討」の考え示す 鹿児島県
コスト削減のため、県が観客席を減らす考えを示している新たな総合体育館について、塩田知事は「再検討」する考えを明らかにしました。
鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地に、整備を計画している新たな総合体育館をめぐり、県は、コスト削減のためメインアリーナの固定席を1000席減らすことなどを検討しています。しかし、県議会からは削減案に対して疑問の声もあがっています。
こうした状況を受けて塩田知事は、27日、閉会した県議会で「再検討」する考えを示しました。
●塩田知事
「経済波及効果が毎年4億円減少するのであれば、観客席はもとの8000席にするのが適当ではないかといったご意見が複数あったことも踏まえ、初期費用の抑制と経済波及効果のいずれを優先すべきか再検討したいと考えております」
27日は、議長・副議長選挙も行われ、いずれも満票で、日高滋議員が議長に、園田豊議員が副議長に決まりました。