改善すべき点あり 原発訓練 市民団体が見へ要請 鹿児島県


 今年2月に川内原発の重大事故を想定して行われた原子力防災訓練について、脱原発を訴える市民団体が県に改善を求めました。

 訓練は薩摩半島西方沖を震源とする地震で川内原発の一部の機能が喪失した想定で、11年ぶりに国の原子力総合防災訓練と合同で行われました。

 県に要請書を提出した「脱原発鹿児島フォーラム」は道路の寸断などで職員や緊急車両が現地に向かうことが困難な場合も想定されるとして実効性のある訓練を実施することなどを求めています。

 2月の訓練は能登半島地震の経験を踏まえて行われましたが、この対応も不十分としています。

●脱原発鹿児島フォーラム 下馬場学副代表
「能登半島地震での道路の寸断、現地に行けるか考えているのかと。寸断されたときにどういう対応をするのか考えていない」

 3日は九州電力に要請書を提出し、川内原発内の情報を市民に公開することなどを求めました。

 
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