俳優の横浜流星(28)が『第49回報知映画賞』で主演男優賞を受賞し、16日に都内で行われた表彰式に登壇した。
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横浜は『正体』の演技が評価され、昨年に続き同賞を受賞。2022年には映画『流浪の月』で助演男優賞を受賞しており、3年連続での報知映画賞の同賞初の快挙を果たした。
ブロンズ像を受け取った横浜は「改めまして本当にこのようなすてきな賞をいただき、選んでいただき感謝しています。光栄に思います。作品賞を受賞できたことが何よりもうれしいです。関係者の皆さまおめでとうございます」と感謝と祝福を述べた。
「藤井(道人)監督とは、約10年の付き合いです」と切り出し、作品が完成に至らなかった過去を告白。「お互い力をつけたから『正体』という素敵な作品と出会い、吉岡(里帆)さんをはじめとした素敵な方と出会え、ともに妥協せず完成させられました。ひとつの集大成となった作品がたくさんの方に届いているなと感じ、幸せに思います」と喜びをかみしめ、「まだ公開しているので、自分ができることをやって多くの人に届けたいなと思っています」とアピールした。
続けて「自分が賞を受賞しているのは、映画に携わった皆さまのおかげなので本当に感謝しています。これからもすてきな作品を届けられるよう作品を背負い、役を生きることを大切に精進していきます」と力強いまなざしで語った。
また、プレゼンターとしてプライベートでも親交の深い阿部寛が駆けつけた。
同賞は、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として、1976年に誕生した。2023年12月1日から2024年11月30日までに国内で1週間以上、一般公開、もしくは公開予定の新作。新人賞は原則として3年以内に本格デビューした俳優、監督となる。
主演女優賞は『ミッシング』の演技が評価された石原さとみが初受賞した。作品賞・邦画部門は横浜が主演した藤井道人監督の『正体』が受賞した。各賞の受賞者・受賞作品は以下のとおり。
■受賞一覧
作品賞・邦画部門:『正体』
作品賞・海外部門:『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
アニメ作品賞 :『ルックバック』
主演男優賞:横浜流星(『正体』の演技に対して)
主演女優賞:石原さとみ(『ミッシング』の演技に対して)
助演男優賞: 奥田瑛二(『かくしごと』の演技に対して)
助演女優賞:吉岡里帆(『正体』の演技に対して)
監督賞: 塚原あゆ子(『ラストマイル』の演出に対して)
新人賞: 越山敬達(『ぼくのお日さま』の演技に対して)
新人賞:中西希亜良 (『ぼくのお日さま』の演技に対して)
特別賞:平泉成(『明日を綴る写真館』の演技と長年の映画界への貢献に対して)
特別賞:草笛光子(『九十歳。何がめでたい』の演技と長年の映画界への貢献に対して)
■選考委員
荒木久文(映画評論家)、木村直子(読売新聞文化部映画担当)、見城徹(幻冬舎代表取締役社長)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役)、松本志のぶ(フリーアナウンサー)、YOU(タレント)、LiLiCo(映画コメンテーター)、渡辺祥子(映画評論家)の各氏(敬称略、五十音順)と報知新聞映画担当。
(提供:オリコン)
12月16日 16時39分配信