日向坂46の佐々木美玲が、1st写真集『陽射しのパレード』(集英社)を17日に発売する。日向坂46としては現在全国ツアーを実施中で、25・26日にはツアーラストとして東京ドーム公演も予定されているが、発売中の12thシングルをもってメンバー4人が卒業に。すでに卒業セレモニーを終えたメンバーもいる中、「新たな挑戦」と語る東京ドームへの思いとは。
【撮り下ろしカット】元気にぴーす!キラキラな笑顔を見せる佐々木美玲
――日向坂46としての活動を振り返ると、この8年半でどんな成長を感じますか?
【佐々木】この期間は本当に成長の連続でした。礼儀やお仕事への向き合い方など、社会人として学ぶべきことをたくさん教えてもらいました。また、いろいろな方に支えられながらアイドルとしての経験を積み、大人としても成長できたと感じています。
――そんなアイドル活動で自分が“強くなったな"と感じることはありますか?
【佐々木】ハイパーポジティブになりました!元々ポジティブな性格でしたが、アイドル活動の中でつらい時期も経験し、それを乗り越えてさらにポジティブになった気がします。今ではどんな状況でもハッピーに変換できる「スーパーハッピー人間」になりました(笑)。でも逆に困ることもあります。
――困ることもあるんですか?
【佐々木】お芝居で負の感情を求められたときに、自分から負の感情が全然出てこなくて少し困ったときがあります(笑)。
――今はそんな佐々木さんですが、過去は落ち込んだ時期もあったんですね。
【佐々木】デビュー1年目の、「こんなに好きになっちゃっていいの?」の時期あたりが特につらかったです。その時は私が「東京の母」と呼んでいる、女性の親戚の方に支えてもらいました。あと、その時期はメンバーのあや(高本彩花)とか、ひよたん(濱岸ひより)が一緒にいてくれて、本当に支えになりました。
──濱岸さんは“みーぱんファミリー"でもあり、佐々木さんのことを“母"と慕っていました。そんな濱岸さんが卒業を発表されて“娘"が巣立っていくような思いもありましたか?
【佐々木】そうですね、この前のひらがな(ひなた坂46)ライブで、ひよたんが1人でステージに立って(齊藤)京子のソロを歌う姿を見て、本当に感動しました。最初は控えめで後ろに下がりがちだった子が、堂々とステージの中心で歌っている姿を見たら、うるっとしちゃって…。「泣きそうだった」と話したら、「やめてください、私も泣いちゃいます」と返されて(笑)。私が勝手に「みーぱんファミリー」と名付けた絆が、彼女たちの中で大切に思ってくれているんだと感じられて、とてもうれしいですね。
──濱岸さんも先日卒業コンサートを終えられました。東京ドーム公演も目前に控え、濱岸さんを含めて一度に4人のメンバーが卒業されます。
【佐々木】二期生、三期生と加入してからそれなりに時間が経っていますし、卒業するということは新しい道に挑戦したいという気持ちが芽生えたということだと思います。それはとても素敵なことですし、お祝いしたい気持ちが強いですね。もちろん寂しさはありますが、それよりも幸せになってほしいという思いのほうが大きいです。いつでも会える関係なので、出会いに感謝しています。
──同期の加藤史帆さんの卒業セレモニーも行われる東京ドーム公演では、どのようなステージにしたいですか。
【佐々木】『ひなたフェス』から始まり、ツアーを経ての東京ドームになります。そのツアーは日向坂46にとって新たな挑戦で。新しい日向坂46を見せるために試行錯誤しているんです。その中でライブや曲を育てて、最終的に東京ドームに持っていきたいです。私たちの集大成となるような素敵なライブで、この1年を締めくくれたらいいなと思います。
【プロフィール】佐々木美玲(ささき・みれい)
1999年12月17日生まれ、兵庫県出身。2016年「けやき坂46 メンバー募集オーディション」に合格。2019年2月、グループ名を日向坂46へ改名し、2020年にリリースされた日向坂46の1stアルバム『ひなたざか』のリード曲「アザトカワイイ」では、センターを担当。明るく愛嬌のあるキャラクターで、バラエティ番組にも多数出演。2023年にはミュージカル『SPY×FAMILY』でヨル・フォージャー役を務めた。抜群のスタイルを活かし、女性ファッション誌『non-no』専属モデルとしても活躍中。愛称はみーぱん。
(提供:オリコン)
12月17日 12時10分配信