鹿児島のシンボル・桜島。
その絶景をひと目見ようと訪れたのは、名勝 仙巌園。
もともと島津藩主の別邸として作られたこの地は、毎年50万人が訪れる観光地となっています。
吉田さんは、仙巌園の中でも特に桜島が美しく見える場所へ…。桜島を見て、当時の島津藩主に思いを馳せながポツリ…。
「島津のお殿様、ここから桜島の絶景を眺めて、きっと焼酎を飲んだでしょうね。」

さらに園内の売店には、薩摩焼酎の試飲ができるということで、早速朝から一杯! 焼酎のうまさにも改めて驚かされる一方、器の素晴らしさにも気付く…薩摩切子です。
聞けば、仙巌園の隣にある薩摩ガラス工芸で、今も作られているそうで、吉田さんは早速工場へ…。

職人の地道で華麗な作業に目を奪われつつも、ひときわ大きな作品を手がけている女性との出会いがありました。
薩摩切子作家・中根櫻龜(おうき)さん。およそ100年前に、歴史上から姿を消した薩摩切子を復活させた立役者です。

中根さんの作業を見ながら話しているうちに、すっかり薩摩切子の世界に魅了された吉田さん。中根さんの提案もあって、薩摩切子のロックグラスにカットを施すことになります。

想像以上の出来栄えに満足した吉田さんは、せめてものお礼にと夜の酒場へ誘います。もちろん器は、吉田さんオリジナルの薩摩切子。
どんな味がするんでしょうか?

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